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単独無補給徒歩で北極点を目指す冒険家、荻田泰永さんを応援しましょう!

先日、お店にきてくれた、荻田泰永さん
さわやかな笑顔の、とっても素敵な友人です。

彼が、2011年に、単独無補給徒歩で北極点を目指すという冒険を計画中。

荻田さんの北極点を目指す思いを、彼のウェブから転載します。まずは、お読みください。

2011年北極点無補給単独徒歩到達への挑戦

北極点に向けて

私が初めて北極を訪れたのは2000年4月、冒険家の大場満郎氏の企画した「北磁極を目指す冒険ウォーク」に参加したことがきっかけでした。
それまで普通の大学生として、全くアウトドアの世界とは無縁の生活をしていた私は、初めて行った海外で、初めて乗った飛行機でいきなり連れていかれた 「北極」という異世界に強い興味を抱きました。
初めての旅の翌年、2001年からは一人での旅が始まります。日本で煮え切らない生活をしていた自分自身からの変身願望のようなものから、 続けて何度も北極を訪れるうちに私の中における北極の位置が変わってきました。
単なる冒険フィールドとして北極を認識していただけに過ぎませんでしたが、そこに住むイヌイットの人々の文化や歴史、野生動物に対する関心を持つようになると、次第に好奇心を掻き立てられ 「北極自体の魅力」に気付き始めたのです。
こうして何度訪れても飽きさせてくれない北極の魅力に惹かれ、また自分自身を成長させてくれる長距離の徒歩行を行い、北極に通いだして10年になろうとしています。

私の次の大きな目標は「北極点無補給単独徒歩到達」です。北極点まで一人で、途中で飛行機による物資の再補給を受けずに歩き切ることは、 極地冒険の最高峰であり、成功すれば日本人初、世界でも3人目となります。
北極点挑戦を2011年3月に実行したいと考えています。2010年は、北極点へのトレーニングとしてのカナダ北極圏1400km無補給単独徒歩行を行います。
2010年は私が初めて北極を訪れた2000年からちょうど10年です。初めて仲間たちと歩いた700kmの道のりを、一人で往復する 1400kmを歩く予定です。2000年の旅の中で、降雪サンプリング調査によって北極における先進国からの大気汚染物質の飛散状況を調査していました。 2010年の旅の中でも、同じルートで同じ調査を行う計画です。10年後に同一ルートの状況がどう変化したか?降雪サンプリング調査とともに 当時と現在の写真の比較、私自身が感じる違い、温暖化の現状などもチェックしてみたいと思っています。
また、降雪サンプリング以外にも、北極を研究している研究者の方々と相談しながら私にできるデータ採取を行いたいと考えています。

自分自身への挑戦心や冒険心から飛び込んだ北極の世界でしたが、次第に北極の魅力に惹かれて冒険心に「好奇心」がプラスされていきました。 そこに更にプラスされていったのが「危機感」です。
現在、北極海は異常なスピードで環境変化が起きています。海氷面積の減少によって、イヌイットの人々も狩猟が難しくなり、多くの野生動物にも影響が出ています。 私たちのように海氷上を行く冒険行はますます難しくなり、いずれ不可能になるかもしれません。
南極での観測はすでに世界でも50年以上の歴史があり、多くの観測基地によってデータが得られていますが、北極における海洋、海氷、気象の研究は データが極端にありません。それは、南極がどの国にも属さずに平和利用に特化した土地ということで積極的に観測がおこなわれた一方で、 北極はすべての領土領海がいずれかの国に属し、それぞれの国の都合や政治によってあらゆる制限があったことも一つの理由です。 また、氷に閉ざされた北極に対しては今までは何の関心も寄せられませんでしたが、ここ10年での海氷減少で新たな資源開発、新航路開拓が 政治問題にもなりつつあります。
政治問題や資源開発はそれぞれの国家間での問題ですが、人類の抱える大きな心配は地球規模での環境変化です。北極は、地上で最も変化が顕著な 場所として、いま北極で何が起きているのか?を正確に知る必要があります。極地は「地球環境のセンサー」とも呼ばれ、極地を知ることで地球の 健康診断ができるのです。

2009年春、イギリス人冒険家が実行リーダーとなって、オックスフォード大学、WWF(世界自然保護基金)との協力で環境調査に特化した北極海の冒険行が行われました。
その冒険行は、北極海を観測機材やキャンプ道具を積んだソリをひきながら、400kmほどの距離を1000か所以上も海氷の厚さを測りながら 移動するというものです。
そのような方法で北極海を調査するのはまさに我々のような冒険を行うものが得意とする調査方法であり、科学者が得られないデータを補完することができるのです。
すでに欧米の多くの冒険家たちは自分たちにできることで協力していこうという気運が高まり、実行に移され始めています。

私は「北極点無補給単独徒歩到達」という冒険行を通して、自分にできるデータ採取を行いたいと考えています。そして、「北極点まで無補給単独で 行くことができる」というスキルを得ることができれば、将来観測に特化した冒険行を行う際にも「他に誰もできない観測を自分にはできる!」という 力にもなります。

冒険とは本来は自己満足の産物ですが、そのなかで得た知識や経験やスキルを多くの人に伝え、一つでも世の中の役に立つことができたとき、 冒険は自己満足以上のものに昇華し、社会性を持つのだと思います。

素晴らしい冒険へ向けての熱い思いに、とっても共感し、是非、応援したいと思います。

ということで、ひとつお知らせ。

荻田さんの写真展とスライドショーが、12月18日から27日まで、札幌市東区本町1条2丁目1−10にある、「品品法邑(しなじなほうむら)」にて行われます。

入場無料。

札幌にお住まいの方は、是非、訪れてみてくださいね!

そして、12月17日のラジオには、荻田さんにゲスト出演していただく予定です!

こちらもお楽しみに!

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